1987-08-25 第109回国会 衆議院 内閣委員会 第5号
さらには、そういった母機対策をやってもなお撃ち漏らした母機から発射されるミサイルに対して、どういうミサイルでミサイル対処をするかといった最終段階の防空措置等についていかなる装備がよろしいかといったような研究を行ったわけであります。
さらには、そういった母機対策をやってもなお撃ち漏らした母機から発射されるミサイルに対して、どういうミサイルでミサイル対処をするかといった最終段階の防空措置等についていかなる装備がよろしいかといったような研究を行ったわけであります。
第二番目は母機対策。ミサイル攻撃をしかけようとしている相手の航空機そのものを撃破できないといつまでたっても相手の攻撃がとまることがない、それをどうするかという問題。そして最終段階としては、なおかつ撃ち漏らした母機からのミサイル攻撃というものに対してどこまで自衛措置がとれるような、例えばエイジスのようなシステムが必要かという三段階に分けて研究したわけであります。
そのように、洋上防空全般のシステムの中で最も端緒になるべきものと最終段階のもの、この両端についてはある程度の見込みというものも立っておりますが、以後の母機対策であり、もろもろの対策についていいますと、これは戦闘機なり、先生の今御指摘になった早期警戒機あるいは空中給油機といったようなものの組み合わせになってまいりますので、これらの最も多くの防衛力というのは航空自衛隊の全般防空のためにもう既に整備されつつあるわけでございます
それから第二点は、相手の航空機がミサイルを発射する前にその母機である航空機を撃破しませんと、いつまでたっても相手方は被害を受けないでミサイルを発射し続けるということになりますから、そういったミサイルを発射する母機対策、母機を撃破する機能というものをいかにして備えるかということが第二点としてあろうかと思います。
したがって、その洋上防空をどういうふうにするかということを考えてみますと、まず第一には、海上交通の安全確保をしようといたします我が方の艦艇等に対する空からの攻撃に対処するわけでありますから、その母機対策をまず考えなきゃいけない。そういたしますと、できる限り遠方からその目標が発見できることが極めて重要なわけでございます。
したがいまして、私ども洋上防空体制を考える場合には、まず発射の母機対策というものを含めて全体の対策を考えていく必要があるだろうというふうに考えております。そういう意味で、先ほど来申し上げておりますような、OTHレーダーというのはその母機を遠くから発見するというために有効なのではないかということで関心を持っているわけであります。
それから、個々の装備の問題でございますが、例えば空中給油機の問題、これについては洋上防空を効果的に行う場合に重要な問題といたしまして、一つは母機対策というものがあると私どもは思います。それからさらに、母機から発射されるミサイルに対する対策というものがあると思います。